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3月20日(反貧困フェスタinみやぎ)のご案内 |
いつもおかげさまです。立岡です。
ここ最近、メールができませんでしたが、情報としてお伝えしなければならないことが多いので、ちょっとメールが続きますがお付き合いください。
まず、3月20日(土)10時~、反貧困フェスタINみやぎが開催されます。
今回のテーマですが「立てなおそう 取り戻そう ひとりじゃない」になります。
簡単に言うと、政権がかわって、「ワンストップサービス」(生活困窮者がハローワーク1か所で様々な相談をうけられるサービス)や「公設派遣村」など開設はされたけれど、問題解決まではほど遠いという点。また保証人なしのセーフティネット貸付制度は利用できるまでに時間がかかるという点や労働者派遣法改正案について、例外や先送りなどがあって問題解決にはほど遠いと思える点などを明らかにしていき、今後の進むべき道を考えていくというイベントになるかと思います。
内容ですが、20日は10時から仙台市弁護士会館で開催されます。
まずは分科会が開催されます。5つの分科会です。(※分科会の会場は弁護士会館入口でわかる様になっています。)
1、女性の労働と貧困分科会
2、生活保護・セーフティネット貸付分科会
3、労働相談経験交流分科会
4、こどもの貧困分科会
5、日本版MDGs(Millennium Development Goals ミレニアム開発目標)分科会
※MDGsとは、2000年9月国連ミレニアムサミットにおいて、平和と安全、開発と貧困、環境、人権、アフリカ問題を考え、行動する「国連ミレニアム宣言」を採択し、2001年に国連事務総長がミレニアム開発目標(MDGs)を取りまとめました。これは、極度の貧困および飢餓の撲滅、普遍的な初等教育の達成を具体的な数値をあげて2015年までに国際社会が達成すべき8つの目標を掲げています。
これの日本版のものをつくるという分科会になります。
13時から、基調講演としてNPO法人もやい事務局長で反貧困ネットワーク事務局長の湯浅誠さんがお話をされます。その後、模擬団体交渉(劇団仙台&みやぎ青年ユニオン)があり、メインイベントの反貧困みやぎネットワーク代表、弁護士の新里宏二先生がコーディネーターによるパネルディスカッションが行われます。
ワンファミリー仙台からは事務長の新沼鉄也さんがパネリストとして参加。完全民間の反貧困みやぎネットワーク(ワンファミリー仙台)シェルターの現状を伝えます。
すでに昨年2月からこのシェルターの利用者は延べ107名。(このシェルターには行政からのお金は一円も入っていません)
そこから見えてきた現実は、”閉ざされたこころと真剣に向き合い、そのなかで、今後、どの様に生きていきたいのかを共に考える”ということでした。
ただ、これは個人差がありますから、時間がかかります。
でも、路上生活に落ちるまでに”こころ”が大打撃をうけています。
実際、路上者にアンケートをとると2人に1人は自殺を考え、未遂している人も多々います。それを、職が見つかり、住居を与えれば問題が解決するなどと考えるのは大間違いでして、当事者たちの多くは幼少のときの悲しい体験、虐待、貧困など厳しい家庭環境のなか育っています。それでいて、若い時はその状況への反発からヤンチャに走り、家族親族とより疎遠になって、ある程度の年齢に達し、本当に困った時には、誰にも相談ができないという孤立状態となり、路上生活を余儀なくされるか、犯罪に手をそめるという悪循環になっていました。
だからこそ、孤立した状況から、まずは何があっても切れない(切らない)つながりをつくるということが大事であり、そのつながりづくりの積み重ねこそが、閉ざされたこころを解凍し、自分の生きる道を見つめなおし、一歩をふみださせる支援をこの1年してきたしだいです。(※あくまで人数的に路上者の多い大都市ではここまでできるかというと困難かとは思っています。)
効率や費用対効果を考えると、なかなか難しい問題です。ただ二度と路上生活をせずに自分の人生をリバースさせるには、この手法が堅実であり、確実だと思っています。
このイベントのチラシには国がシェルター予算を付けても手を上げない自治体が多いですし(宮城県もそうです)・・・と書かれていますが、今、宮城県(社会福祉課)には、この現状を伝え、話し合いを進めています。ゆっくり、じっくりかなっと!と思っています。
詳細はこちらを参考にしてもらえればと思いますが、ぜひ、ご来場ください。
日時 平成22年3月20日(土)10時~17時
会場 仙台弁護士会館(一部、戦災復興記念館)
会費 無料
主催 反貧困フェスタ2010inみやぎ実行委員会、反貧困みやぎネットワーク、仙台弁護士会
それでは、お待ちしています。
感謝合掌 立岡でした。
ここ最近、メールができませんでしたが、情報としてお伝えしなければならないことが多いので、ちょっとメールが続きますがお付き合いください。
まず、3月20日(土)10時~、反貧困フェスタINみやぎが開催されます。
今回のテーマですが「立てなおそう 取り戻そう ひとりじゃない」になります。
簡単に言うと、政権がかわって、「ワンストップサービス」(生活困窮者がハローワーク1か所で様々な相談をうけられるサービス)や「公設派遣村」など開設はされたけれど、問題解決まではほど遠いという点。また保証人なしのセーフティネット貸付制度は利用できるまでに時間がかかるという点や労働者派遣法改正案について、例外や先送りなどがあって問題解決にはほど遠いと思える点などを明らかにしていき、今後の進むべき道を考えていくというイベントになるかと思います。
内容ですが、20日は10時から仙台市弁護士会館で開催されます。
まずは分科会が開催されます。5つの分科会です。(※分科会の会場は弁護士会館入口でわかる様になっています。)
1、女性の労働と貧困分科会
2、生活保護・セーフティネット貸付分科会
3、労働相談経験交流分科会
4、こどもの貧困分科会
5、日本版MDGs(Millennium Development Goals ミレニアム開発目標)分科会
※MDGsとは、2000年9月国連ミレニアムサミットにおいて、平和と安全、開発と貧困、環境、人権、アフリカ問題を考え、行動する「国連ミレニアム宣言」を採択し、2001年に国連事務総長がミレニアム開発目標(MDGs)を取りまとめました。これは、極度の貧困および飢餓の撲滅、普遍的な初等教育の達成を具体的な数値をあげて2015年までに国際社会が達成すべき8つの目標を掲げています。
これの日本版のものをつくるという分科会になります。
13時から、基調講演としてNPO法人もやい事務局長で反貧困ネットワーク事務局長の湯浅誠さんがお話をされます。その後、模擬団体交渉(劇団仙台&みやぎ青年ユニオン)があり、メインイベントの反貧困みやぎネットワーク代表、弁護士の新里宏二先生がコーディネーターによるパネルディスカッションが行われます。
ワンファミリー仙台からは事務長の新沼鉄也さんがパネリストとして参加。完全民間の反貧困みやぎネットワーク(ワンファミリー仙台)シェルターの現状を伝えます。
すでに昨年2月からこのシェルターの利用者は延べ107名。(このシェルターには行政からのお金は一円も入っていません)
そこから見えてきた現実は、”閉ざされたこころと真剣に向き合い、そのなかで、今後、どの様に生きていきたいのかを共に考える”ということでした。
ただ、これは個人差がありますから、時間がかかります。
でも、路上生活に落ちるまでに”こころ”が大打撃をうけています。
実際、路上者にアンケートをとると2人に1人は自殺を考え、未遂している人も多々います。それを、職が見つかり、住居を与えれば問題が解決するなどと考えるのは大間違いでして、当事者たちの多くは幼少のときの悲しい体験、虐待、貧困など厳しい家庭環境のなか育っています。それでいて、若い時はその状況への反発からヤンチャに走り、家族親族とより疎遠になって、ある程度の年齢に達し、本当に困った時には、誰にも相談ができないという孤立状態となり、路上生活を余儀なくされるか、犯罪に手をそめるという悪循環になっていました。
だからこそ、孤立した状況から、まずは何があっても切れない(切らない)つながりをつくるということが大事であり、そのつながりづくりの積み重ねこそが、閉ざされたこころを解凍し、自分の生きる道を見つめなおし、一歩をふみださせる支援をこの1年してきたしだいです。(※あくまで人数的に路上者の多い大都市ではここまでできるかというと困難かとは思っています。)
効率や費用対効果を考えると、なかなか難しい問題です。ただ二度と路上生活をせずに自分の人生をリバースさせるには、この手法が堅実であり、確実だと思っています。
このイベントのチラシには国がシェルター予算を付けても手を上げない自治体が多いですし(宮城県もそうです)・・・と書かれていますが、今、宮城県(社会福祉課)には、この現状を伝え、話し合いを進めています。ゆっくり、じっくりかなっと!と思っています。
詳細はこちらを参考にしてもらえればと思いますが、ぜひ、ご来場ください。
日時 平成22年3月20日(土)10時~17時
会場 仙台弁護士会館(一部、戦災復興記念館)
会費 無料
主催 反貧困フェスタ2010inみやぎ実行委員会、反貧困みやぎネットワーク、仙台弁護士会
それでは、お待ちしています。
感謝合掌 立岡でした。
by onefamily-sendai2
| 2010-03-16 03:36
| 感謝合掌